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【作業療法士がやさしく解説】子どものボディイメージって?

2024.11.29

こんにちは、作業療法士のたき先生です。
本日は、ボディイメージという言葉を紹介していきます。

はじめに

普段の生活では聞き慣れないですが、発達支援の場では聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、「ボディイメージって何?」と聞かれてもどこかふわっとしていて、イメージが付きづらい方も多いかと思います。
そこで本日は、そもそもボディイメージとは?という基礎的な内容や、おすすめの遊び等を簡単に紹介していきます。

1.ボディイメージって?
2.ボディイメージが弱いお子さん
3.ボディイメージを育てるには

1.ボディイメージって?

ボディイメージとは、意識的に捉えた身体のイメージのことです。自分の身体の位置や向き、傾きなどを捉えることで、上手に運動することができます。

2.ボディイメージが弱いお子さん

ボディイメージが弱いお子さんは、自分の身体の位置や向き、傾きなどを捉えにくいということですから、目で見て確認しないと上手に体が動かせなかったり身体の後ろ側の動きが苦手だったりすることがあります。生活の場面では、物にぶつかりやすかったり、ダンスが苦手だったり、動きがぎこちなくなったりするかもしれません。

3.ボディイメージを育てるには

ボディイメージを育てるためには、遊びを通して身体を動かし、様々な感覚を感じることが大切です。
例えば、アスレチックのような遊具で、どれくらいしゃがめばくぐれたのか、どれくらい足を上げれば登れたのかというのを確認するのも良いですね。
生活の中であれば、布団のトンネルを作ってくぐってみたり椅子や机の下をハイハイで進んでみるのも良いかもしれません。大人が両手や足でトンネルを作り、それをくぐってもらう遊びも簡単に行える遊びの一つです。
寝る前であれば、ギューっと抱きしめる、身体をマッサージすることでも感覚を入力することができます。
まずは是非気になったもの、お子さんが好きそうなものから取り組んでみてください。

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございます。

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