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ヒトツナグループ本部主催「児童発達支援管理責任者ミートアップ」レポート!

2025.10.01

児童発達支援・放課後等デイサービスヒトツナフランチャイズ本部です!

先日、ヒトツナグループ本部(主催:遠藤千尋)にて、各事業所の児童発達支援管理責任者が集まり、自己紹介・役割の共有・課題の議論を行う「児童発達支援管理責任者ミートアップ」が開催されました。
本レポートでは、当日の議論の内容をまとめてお届けします。

療育と保育の違いをめぐる議論

会の冒頭で取り上げられたテーマは、「療育と保育の違い」でした。
特に療育経験の少ない保育職の中には、両者の違いが分からず支援に自信を失い、離職につながるケースもあるという業界の課題が共有されました。

  • 船岡教室 児童発達支援管理責任者の声
    「そもそも保育が生活のベースにある。区別していない。保育があって、こどもの発達段階に合わせた関わりがあって、それでも発達段階といいがたい困り感がある部分に対して、療育の課題設定がなされるイメージでやっている。」
  • 本部 遠藤千尋の提案
    「保育の定義は養護と教育。生命の保持と情緒の安定という養護の基本は、こどもに関わる上で必ずベースにあると考えている。つまり児童発達支援も放課後等デイサービスも保育は行われている。それに対して療育は、個々の特性に基づく支援を提供することや環境調整、合理的配慮だと考えていると良いのではないか」

結果として、「あえて線引きしない」ことの重要性と、職員が小さな疑問を自由に口にできる風土づくりの大切さが再認識されました。

作業時間の確保とマネジメント

次の議題は、児発管が直面する大きな課題「作業時間の確保」についてでした。

多くの教室で、午前中は話し合いに時間を取られ、午後は子ども中心の動きとなるため、結局は残業や休日対応で業務を補う現状が報告されました。

本部からは以下の助言がありました:

  • 話し合いは終了時間を設定してから始める
  • 誰が・何について・何時まで話すかを明言してから始める
  • 最低限決めたいゴールを明確にしてから始める

さらに、「管理者・児発管自身が“主語”で自己開示を行い、ヘルプを出せる職場風土を育てること」が強調されました。
援助要求をできる管理者であることが、スタッフの安心にもつながるという認識が共有されました。

個別課題の実施について

最後に話し合われたのは「個別課題の実施」について。

ヒトツナは集団・小集団支援を基本としていますが、一部のお子さんには個別課題が必要となるケースがあります。

  • 毎日個別課題を実施している教室からは、準備・実施・評価の工夫点が共有されました。
  • 他の教室も、子どものニーズに応じた柔軟な対応の重要性を再確認しました。

今回のミートアップでは、

  • 療育と保育の違いをどう捉えるか
  • 管理者業務の時間確保の工夫
  • 個別課題の実践共有

といったテーマを通じて、横のつながりの強化とチーム支援改善の重要性が参加者の共通認識となりました。

今後も、ヒトツナグループ本部では「管理者が一人で抱え込まない」「職員が自発的に動ける」組織づくりをサポートしてまいります。

一人では見えない子どもの姿も、チームでなら捉えられます。

子どもの行動を“問題”ではなく“成長のサイン”として受け止める。
そんな支援を地域で広げていきたい方へ。
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