「誰のための支援なのか」に立ち返りながら
2026年2月、秋田市茨島にヒトツナ秋田教室を開所しました。これまで高齢者福祉、生活介護、重症心身障害児支援など、福祉の現場で幅広く経験を重ねてきました。
いろいろな現場を経験する中で、最終的に一番楽しいと感じたのが、子どもたちへの支援でした。子どもたちには可能性があります。その可能性に関わりたい、手助けをしたいという思いが強くなり、自分で教室を開くことを考えるようになりました。
ヒトツナへの依頼を決めた理由をお聞かせ下さい
児童発達支援管理責任者として働く中で、経験を重ねるほど「自分ならこうしたい」「こういう支援を形にしたい」と思うことが増えていきました。
これまでの職場が悪かったということではありません。ただ、雇われている立場では、どうしても全力を出し切れない感覚がありました。それを繰り返すよりは、ここで切り替えて自分でやってみようと思ったことが、開業を考えるきっかけです。
経営は初めてだったので、自分でやると決めたときには、経営面のサポートは絶対に必要だと思っていました。ヒトツナは、広報の資料や面談時の説明が非常に具体的で、開業後もこの丁寧さで支援してくれるのだろうな、という印象を持ちました。本部と二人三脚で進められる感覚があり、現場に集中できそうだと思えたことが大きかったです。
開業までのサポートで印象に残っているエピソードは
一番印象に残っているのは、物件探しです。これまでの経験から、秋田市内でも事業所が足りていないと感じるエリアは掴んでおり、山の手や奥まったエリアのニーズを拾える場所を意識しながら物件を探しました。物件探しには苦労しましたが、結果的に現在の場所に出会えたことは大きかったです。
融資や指定申請などは、本部チームの皆さんにかなり支えていただきました。採用面でも、本部の方が面接に同席してくださったので不安はありませんでした。最初に一緒に進めてもらえたことで、1人で面接を進めるときも、子どもが好きか・子どもに関わってきた経験があるか・スキルアップしたい気持ちがあるかなど、自分なりの判断軸を整理できました。

地域で積み重ねてきた経験が、開業準備でも活きた
営業活動では、これまで地域で働いてきた経験も活きたと思います。初めて小学校や相談支援事業所をまわった日は、雨風の吹き荒れる悪天候でしたが・・・ご挨拶に行くと、すでに私の名前を知ってくださっている方もいました。事業所の場所もある程度把握していたので、初めての地域に一から入っていくというより、これまでのつながりの中で「ヒトツナ秋田教室を始めました」と伝えに行く感覚がありました。
開業準備では本部に支えていただく場面が多くありましたが、自分が地域で積み重ねてきたことも、紹介につながる土台になっているのだと思います。
開業後のサポートについて、ご感想をお聞かせ下さい
分からないことを本部に聞くと、一つひとつちゃんと答えていただけることが助かっています。
私自身、かなり聞く方だと思いますが、それに対して代表や本部の皆さんがきちんと応えてくださいます。その内容を、自分だけで終わらせずに職員にも還元できることが大きいです。ヒトツナグループ全体として、どういう考え方を大切にしているのか。どんな支援を目指しているのか。そうした方針を職員に伝えられることで、「この考え方をベースに進めていこうね」と共有しやすくなります。
本部の方針は、無理難題ではありません。素直に聞ける言葉ですし、やろうと思えばできることです。だからこそ、日々の支援や職員間の共有にもつなげやすいと感じています。
教室の今後の目標は?
まずは、今通っている子どもたちが続けて通ってくれる教室にしていきたいです。子どもたちの変化は、長く関わることで見えてくるものがあります。「できるようになったこと」が少しずつ積み重なっていくことで、次にどんな支援が必要なのかも見えてきます。
支援で大切にしているのは、ヒトツナグループが全体でも大切にしている「子どもが中心であること」です。強要しない、無理をさせない。できなければ、やらない。やらないときにどう過ごすのかを考えることも、その子の今の生き方を考えること。これは遠藤代表がよく言っていることですが、私も共感しています。誰のために考える支援なのか。そこには常に立ち返るようにしています。
今後については、相談支援事業も一つの可能性として考えています。教室に来る子どもたちを増やし、必要な支援に早くつなげるためには、入り口となる相談支援の役割も大きいと感じています。
まだ判断の途中ですが、教室の運営を安定させながら、自分自身が現場に入る時間をどうつくるのか、職員体制をどう整えるのかも含めて、少しずつ考えていきたいです。
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